2015年5月1日

映画「そして父になる」

カンヌの審査員賞作(すごい!)。是枝監督はずっとファンだったので本当は劇場で観たかったのですが、諸々の事情でタイミングが合わずじまいで、それで先日TSUTAYAで旧作になってるのを見つけてBlu-rayで観ました。  超良かったです。  この映画は 新生児が出産直後に...

2015年4月30日

《やるせない映画》特集

ブログのほうが最近ご無沙汰になってました。 最近何していたかと言えば学校に行ったり映画みたりしてただけですが、学校の話をしても仕方がないというかできないので、映画について書きます。 とりあえず最近観た作品の中で面白いものを選ぼうかなとも思いましたが選びきれないので、テーマを...

2015年4月7日

寝る前の即興掌編

 生きてるだけで周囲の何でもかんでもをずたぼろに傷つけずにおけないのは人間の種としての、というよりは生き物としての性質だけど、もう嫌なんだ。僕だけは。僕は傷つけるより傷つけられる方がずっといいしそうなりたい。生きてるだけで自然と犯してしまう過ちや、そうでなくてもどうしようもない最...

2015年3月28日

映画が始まるまで渋谷のスタバで暇つぶししている

スタバでの飲み物は席料を含んでいて、原則としてそれは飲み干してしまわない限りは効力を発揮する。ラーメン屋におけるラーメン、マクドナルドにおけるハンバーガーなども同じことである。そういう暗黙のルールがある。少なくとも僕はそれを敏感に感じ取り、雁字搦めにされている。だから貧乏な僕はス...

明日の先が考えられない

 夜になって、なんとなく過ぎた一日を思って、ああ今日もなんもしてねえなって思って、慌てて小説を読み始める僕は、一日一日を刻んでいる。  ここでの「刻む」というのは「区切りをつけながら進行する」という意味ではなくただ「区切りをつける」という意味で、つまり僕は一日一日という単位で...

2015年3月24日

みんないびつな平凡。

微温的日常ウェットSF。設定がちょっとだけSFなだけです。いびつな世界でいびつな僕ら。そういうふうにできている。

2015年3月10日

回転式こたつトイレ

 長年勤めた会社をクビになって鬱だ。鬱だから病院に行く気力もなくて、家に籠もってただぼんやりしている。クビになったのは誰のせいでもなく不況のせいで、俺は俺をクビにした上司の判断を責められない。というか実際のところ俺は今せいせいしているのだ。たぶん鬱は会社に勤めていたときから俺の精...

2015年3月2日

うどん食べに行った話

京都の伏見にある有名なうどん屋に行こうと思い立つ。ちょうど今日予約の入っている病院が近くにあるということだし、行かない理由はあるまい。 昼過ぎ、今日は陽気な天気だ。降り立った駅からしばらく歩いたところで、悲愴な雰囲気を感じた。スーツ姿の女性が泣き腫らした目で、コンビニで買った...

2015年3月1日

映画「幕が上がる」感想など

今日は映画「幕が上がる」を観に行きました。 全体的に良かったです。 最初に断っておくと、僕はももクロのことが好きです。映画を見ることも好きです。だからこの映画を見ました。 ももクロのことも映画のことも好きな僕としては、先入観に流されず、公平に楽しみたいと思っていま...

2015年2月22日

今日思ったこと

しばらく前にとある映画のレビュー記事で 「この作品が、作者が長らく抱えていた問題意識にたいして新たに答えを出しているわけではない。それが残念」 といったようなコメントを見ました。 で、僕は映画にそういう「答え」って必要なのかなあ? なんて思ったわけです。 映画だけじ...

2015年2月18日

閉ざすより深く暗く

1.  教室の扉を開けて、見とれた。ひとり窓際の席で机に頬をつけてまぶたを閉じる今城寧々の髪は、開け放たれた窓から吹き込む風に散り、花のようにかすかに香る。まどろむ少女の姿は、昼過ぎの生暖かい空気ととてもよく似合っていた。微細な埃が風に舞い、カーテンの隙間から射す陽光にきらき...

2015年2月10日

好きな人の好きなものを、私も好きになりたい。

 好きな人の好きなものを、私も好きになりたい。好きな人の感じる世界を私も感じたい。できるだけたくさんの共通項を持ちたい。って大多数の恋する女の子が思ってると思う。女の音楽の趣味はだいたい元彼の影響だ、なんて話をよく耳にするけど、経験論として実際そういうケースは多い。私の周囲の女の...

2015年2月7日

強固な殻

 本当に怖いのは傷つくことじゃなくて他人を傷つけてしまうことだ。傷ついたときには堪えることができるけれど、他人を傷つけてしまったらどうしようもない。ひたすら謝ることはできても、謝ったってどうにかなるわけでもないのだ。そういう意識が次第にふくらんで、何気ない言葉や行動が知らず誰かを...

2015年2月4日

あいつの胸の穴は私の空虚さのしるしだ。

 あいつはずっと「殺されたい」と言っていた。「死にたい」ではなく。私はずっとその言葉の意味がよくわかっていなかったけれど、最近ようやく少しだけわかるようになってきた。最近の私は生きるのがめんどくさい。でも死ぬことだってけっこう面倒だし、確実に死ぬためにはある程度入念な準備が必要に...

2015年2月2日

コミティア111戦利品と所感

 昨日はコミティア111でした。お疲れ様です。  とにかくまずは自慢したい気持ちがいっぱいなので戦利品をまとめてみます。  どーん!   まずはこれ。 「コミティア30thクロニクル(全3巻)」 。  コミティア実行委員会による、コミティア30年の歴史から傑作...

寒さについて

 寒さにもいろいろある。  まあそんなことを言いつつ僕なんかは寒さを逃れて布団にもぐる生活をしているわけだけど、それでもやっぱり、寒いときは寒い。  たとえば朝。起床をうながす目覚まし時計の音が、羽毛布団越しにくぐもって聞こえる。顔と手だけを出してそれを止めると、肌の表面...

2015年1月31日

嫌悪健康法

 嫌いな奴が嫌な奴で居続けていてくれることに安心する。そういう気持ちって、ほんとは嫌な奴じゃなかったらどうしようっていう不安が存在することの裏返しなのかもしれない。不安っていうか、この場合期待って言い換えてもいい。ほんとに嫌な奴で嫌いだけど、実は素敵な一面があって、それを知ること...

2015年1月25日

小指

 道路に小指が落ちていた。え、うそ、本物?慌てて目をそらして、だけどついもう一度遠目ながら見入ってしまう。ああ、やっぱり小指だ。私はいったいなんというものを見つけてしまったのだろう。げげげ~っ。再び目をそらすけれど、二度も見てしまったせいか画像が焼き付くように鮮明に網膜に残ってい...

2015年1月24日

阿闍梨餅

 阿闍梨餅を初めて食べる時には少しばかり驚きがある。見た目は火山をぺしゃんこにしたような、平たく丸い形状だ。それから焼いたまんじゅうのようなきつね色をしている。まんじゅう……なのか? いやいや、しかし餅というからには餅に違いない。云々。などと考えている時間が勿体ないので実際に食し...

2015年1月3日

2014年12月に読んだ本・漫画

motoiの本棚 - 2014年12月 (17作品) 砂の女 (新潮文庫) 安部公房 読了日:12月03日 箱男 (新潮文庫) 安部公房 読了日:12月08日 百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez) ガ...